いよいよ穿刺です。歩いて手術室へ入ります。
「緊張してますね。」
先生がちょっと笑いながら言います。私の顔がそれほど引きつっていたのでしょう。
ドラマでよく見かける手術室の台や照明。
ブルーのシートをお腹周りにかけます。
超音波で胎児の位置を確認します。私にも見えるように角度を調整してくださいました。
「ではこういう長い細い針で刺しますよー」たしかに、けっこう長いし細い。
「麻酔はしないんですか?」と訊くと
「麻酔の方が痛いですよ」とのこと。
「ちょっとお腹が張るような感じがしますよ」
刺すとじわじわお腹の圧迫感を感じます。締めつけられるようなお腹が張るような。
「すごい張るんですけど。。」と言うと
「ちょっと違和感ありますよね。でも大丈夫ですよー。もう羊水取ってますよ。胎児も大丈夫です。」
と言いながら針の位置と胎児の位置を超音波画面で教えてくれました。
そして意外と羊水をたくさん採取しているので「そんなに取って大丈夫なんですか?」と当然大丈夫なのでしょうが訊いてしまいます。
「大丈夫ですよ。羊水の量もしっかりありますから」